背景: 温暖化による異常気象2022
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このページに書いてあること 2022年の異常気象の例 ヨーロッパ、インドの熱波、パキスタン、中国の洪水 |
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地球規模での温暖化がもたらす異常気象の正体が少しずつ明らかになってきています。
世界各地を熱波が襲い、また、大洪水や巨大な熱帯低気圧も発生しています。以下に記事の抜粋を挙げます。 | ||
![]() 図1 ヨーロッパの熱波 | ||
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西ヨーロッパの広い地域で7月19日も厳しい熱波が続き、各地の最高気温の記録が塗り替えられています。普段は気候が穏やかなイギリスでも、観測史上初めて40度を超えました。
ドイツは今年の最高気温を更新。ポルトガルでは連日の猛暑で死者が増えています。
人為的な気候変動の影響で、熱波は以前より頻繁かつ激しくなり、期間も長くなっています。(2022.7.19 BBC) ドイツの船舶運航協同組合のDTGは7月19日、主要商業運航ルートの一つとなっているライン川の水位が非常に低く、積荷なしでも航行できない船舶があることを明らかにしました。 欧州を見舞っている記録的な熱波の影響でライン川の水位が低下し、物流に問題が生じています。(2022.7.19 ロイター) スペインとポルトガルではこの数日間で高温が原因で1000人以上が死亡しました。 7月14日のポルトガルの気温は47度に達し、7月としては記録的な暑さとなりました。(2022.7.19 BBC) | ||
![]() 図2 インドの熱波 | ||
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2022年3月中旬以降、熱波がインドを襲っています。この画像は、ヨーロッパの地球観測衛星コペルニクス・センチネル3が4月29日(現地時間午前10時30分)に観測したインドの地表面温度の分布です。
非常に広範囲が高温を示す赤色で覆われているのがわかります。
衛星のデータは、ジャイプールとアーメダバードでは表面温度が47℃に達し、またアーメダバードの南東と南西で最高温度の約65℃に達していることを示していました。
(2022.5.19 https://astropics.bookbright.co.jp/heatwave-across-india) インドの一部地域は今後、人間が生きるには暑くなり過ぎる恐れがあると、最新の報告書が警鐘を鳴らしています。 同報告書は、インドの労働者はすでに「生命を脅かす可能性のある気温」の中で働いていると指摘しています。(2022.12.13 https://www.businessinsider.jp) この記事は深刻な意味を持っています。今やインドは中国を抜いて人口が最も多い国です。 インドの国土の大部分で人の生存限界を超えると、非常に多くの人からその場所を離れ、周囲の国へ移動することになります。 そうなれば、飲料水や食料が足りなくなり、それを奪い合う戦争になることは明らかです。 | ||
![]() 図3 パキスタン、中国での洪水 | ||
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2022年6月以降、パキスタンではモンスーンによる豪雨と深刻な熱波に続く氷河の融解の影響によって大規模な洪水が発生し国土の3分の1が水没しました。
死者は1,678人を超えており、全人口の約15%に当たる3300万人以上が被災しています。
インド洋は世界で最も急速に温暖化する海洋の1つで、平均で1°Cの温度上昇が見られ、海面温度の上昇は、モンスーンの降水量を増加させると考えられています。
さらに、パキスタン南部では5月と6月に連続して熱波が発生しましたが、これは記録的なものであり、気候変動によって発生する可能性が高くなっています。
この熱波により、通常よりも激しい雨をもたらした強い熱的低気圧を作り出したのが、洪水の原因です。(https://ja.wikipedia.org) 中国の国営メディアは6月21日、南部で大雨による洪水や土砂崩れが発生し、広い範囲で浸水被害が報告されたと報じました。 新華社通信によると、広西チワン族自治区では14万5千人が避難し、1万戸以上が被害を受けたといいます。江西省では50万人が被災し、地元当局によると農地43万3000ヘクタールが浸水しました。 (2023.6.20 https://kagonma-info.com) このページに記載しているのは2022年のたった1年間で起きた異常気象の例です。 地球環境はもう待ったなしの状態まで来ています。 | ||
| 今こそ科学技術のイノベーションにより異常気象に歯止めをかけなければなりません | ||
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