エナジー ストレージ マテリアルズは蓄電用HV固体イオンキャパシタ(HV-SIC)の技術指導を行うベンチャー企業です





Top Page(概要)
 代表者の紹介
研究開発の背景
 IPCC第6次報告書の抜粋
 温暖化による異常気象
 温暖化による森林火災
 欧州のエネルギー危機と再エネ
 日本のエネルギー自給率
 BEV普及の障害
 再生エネ普及の障害(太陽光)
 再生エネ普及の障害(洋上風力)
 蓄電デバイスはカンブリア紀
 送電網とインターネットは同じ
技術の概要 (専門知識が必要)
 電池とキャパシタの比較
  熱力学的にみると
  エネルギー密度
  加熱・発火の問題
  劣化の問題
  急速充電 直列と並列
  LIBは環境に優しい?
 各種キャパシタの比較
  可能性のあるキャパシタは
  MLCC
  反強誘電体キャパシタ
  電気二重層キャパシタ
  結論:ラゴーンプロット
 HV固体イオンキャパシタ
  巨大分極の発生原理
  固体電解質の利点
  基本コンセプト
  実験による原理検証
  Li→Naによる脱中国原料
  性能予測と目標
  製造プロセス案
 キャパシタの弱点:保持特性
 キャパシタは超高収益ビジネス
 半信半疑の方へ
応用の展望
 300Wh/kgが実現した場合
  日本製PHVが世界を席巻
  充電ステーションは日本製に
  太陽光発電と社会問題の解決
  原子力発電の出力調整と安全性
 3000Wh/kgが実現した場合
  風力でエネルギー自給自足
  全ての乗り物は電動化
  ヒューマノイドは次世代産業
  軍事技術に応用すれば(1)
  軍事技術に応用すれば(2)

背景: 温暖化による森林火災


このページに書いてあること

 1) 2021年森林火災の例
 2) 毎年北海道の面積より広い森林が焼失している


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2022.9.5 https://esgjournaljapan.com より抜粋

2022年8月17日、世界資源研究所(WRI)は、森林火災に関する新しい分析を発表しました。森林火災はますます拡大し、20年前と比較して約2倍の面積の樹木が焼失していることが明らかになりました。 2021年は今世紀に入ってから最悪の森林火災の年となり、世界で930万ヘクタールの樹木が失われました。 同年に発生した森林消失の3分の1以上が火災で失われたことになります。

森林火災を増加させている主な要因は、気候変動です。150年前と比べ、現在ではすでに5倍の頻度で猛暑が発生しており、地球温暖化が進むにつれ、さらに頻度が高くなると予想されています。 気温の上昇は地表を乾燥させ、より大規模で頻繁な森林火災を引き起こします。 そして、森林火災による二酸化炭素排出量の増加を招き、気候変動をさらに悪化させ、さらなる火災の発生を助長するというフィードバックループが生まれます。 熱帯林でも火災は増加しています。過去20年間、熱帯地方における火災による森林消失は、年間約36,000ヘクタール(約5%)の割合で増加しており、世界の火災による森林消失の約15%を占めめています。

森林火災を減らすためには、温室効果ガス排出量を大幅に削減し、火災と気候のフィードバックループを断ち切る必要があります。


図1 2021に起きた主な森林火災

”2021年の1年間で世界で930万ヘクタールの樹木が失われた”というのは、衝撃的な数値です。 北海道の面積が835万ヘクタールですから、たった1年間で北海道よりも広い面積の森林がなくなったことになります。

植物は自然界で唯一、光合成により空気中の二酸化炭素を固定化してくれます。森林を焼いてしまうことは、この機能を失うだけでなく、二酸化炭素も排出します。 この意味で森林火災は地球環境に2重の悪影響があります。火災の原因が焼き畑など人間の活動によるものでしたら止めることもできますが、多くの場合、地球温暖化による乾燥が原因となっています。 つまり、森林火災を止めるするには地球温暖化を止めるしかないのです。1年間で930万ヘクタールで、その値はこれからも増える可能性があります。 そうなれはわずか4年で日本の面積に匹敵する森林を焼いてしまうことになります。さらに、森林消失の原因は火災だけではなく砂漠化もあります。 植林は重要ですが、効果が表れるのは数十年後です。

我々には、もうあまり時間は残されていないのです


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